前回の続きです。
点数からいよいよその人の性格を読み解いていきます。
235点から250点の人
この範囲の人はとにかく良い成績を取ることに全力を注ぎます。
「偏差値秀才」といっても良いようです。
人間としてのバランスは取れていないが、試験など他社との競争の場では高い成績を叩き出すタイプ。
会社や官庁でもこういう人材をやる気があり行動的だと評価する傾向があります。
動物に例えるとサメのような性格。
目標を見定めると必ず食いついて手に入れます。
こうしたさめ型のビジネスパーソンはなんでも一番になりたい「1番病」患者が多い。
しかもガッツいた競争心やエリート意識を上手に隠す知恵を持っているので扱いが難しいタイプです。
205点から230点
間違いなくタフガイです。
自分の欲しいものを知っており必ずそれを手に入れようとします。
頭が良い、だからそれほど努力せずに新しい知識を吸収できます。
人格や感性にも優れ他人の気持ちになって考えることもできます。
例えばサメのようなライバルエリートを退治するときに、より有力な第三者を使って苦しめようとするタイプです。
しかしハイリスクの仕事はマイナスを考えてなるべく受けないようにするタイプ。
こちらのタイプの方が真のエリートのようです。
105点から200点
このタイプの人は慣習の力に従うだけで組織を率いる人とはならないようです。
もともとビジネスパーソンの大多数がこの範囲に属しており、いわば平均的な人たちです。
人格は円満なので企業で言えば課長には必ずなりますが、押し出しが強くないのでそれ以上の幹部になる人は多くありません。
組織から外れた一匹狼でもなく、出世を諦めてひねくれているわけでもない。
事務能力にたけているので仕事はきちんとこなし、上司には逆らわず、極端な長時間残業もせずに家庭生活を大切にするというタイプです。
55点から100点
切った張ったの厳しい仕事が性格的にできない人。
地味な作業であっても着実にこなすようにしましょう。
どのような仕事も組織の役にたつはずです。
仕事をしすぎて健康を害する事は避け、家庭や友人との生活を大切にしましょう。
趣味を充実させることも大切です。
こういう人生も決して悪くありません。
50点以下
あなたは素晴らしい人柄であり、親切で感受性に富み肉親にも優しいに決まっています。
つまり「高潔すぎる正義感」を持っているのです。
しかしこのタイプの人は会社や役所にとって最も危険なタイプでもあります。
自分なりの正義感や価値観があって、それをあくまで追求するからです。
企業内の不祥事についてや、社内のコンプライアンス機関を通さずに、マスメディアや警察にいきなり内部告発するのはこのタイプの人に多いと言われています。
さていかがでしょうか?
私はこの設問で高得点の人は政府官僚のトップクラスの人たちに多いのではないかと勝手に想像しています。
というのもこれまでの「森友学園」「加計学園」「桜を見る会」等から始まって国土交通省の「統計不正(偽装?)問題」に至るまで、この国の誇る優秀な人(官僚)たちは何をしていたのかと疑問に思っているからです。
元在ロシア連邦日本国大使館の勤務員で、現在作家や評論活動している佐藤優氏はこう言います。
「外務省において上司は絶対だ。
第1条、上司は絶対に正しい。部下は上司に絶対に服従すべし。
第2条、上司が間違えている場合も、部下は上司に絶対服従すべし。
外務官僚の「暗黙の掟」はこの2条によって構成されている。」・・・・
「もし上司の言うことがおかしいと思った場合には、3回までは反対意見を言って良い。当然毎回理由は変える。3回意見を言っても、上司が同じ命令を繰り返しときは、「分りました」と答えて、命令を遂行することに全力を尽くす・・
このような「掟」に常時自分を拘束し、粉骨砕身し、長年かかって頂上に登りつめ、そこから眺める景色はいかがなものでしょう?
はたしてその景色の中に私たちの国民の姿はあるのでしょうか?