hayatouriの日記

はやとうり の独り言

ガスの点検にご用心!

 

コロナ禍で在宅が多くなっていますが、最近新たな犯罪が生まれているようです。


東京・足立区にある団地の70歳代の男性の部屋に「ガスの点検に来ました」と男2人がやってきました。


ぱっと見た感じはいかにもガス会社の社員のような服装をしています。


信用した男性は玄関を開けて家に招き入れました。


すると男たちの態度が豹変!


男らは、男性の口や両手足を粘着テープで縛り、現金およそ30万円を奪い逃走しました。


幸いにも、男性にケガはありませんでしたが、同様の事件は他の場所でも起きています。


彼らはあらかじめ勧誘電話等の方法で、高齢者だけの世帯を確認して行動しているようです。

 


ではどうしてこの手口の被害が増えているのでしょう。


1:コロナ禍で高齢者の在宅率が高くなっている


2:ガス点検を装えば、簡単にドアを開けてくれる


3:振り込め詐欺への危機意識が高くなっている


ガスや電気の点検という言葉で、安易に玄関のドアを開けるのは非常に危険です。


それでは本当のガスの点検はどのように行われるのでしょうか。


<例・東京ガスの“ガス点検”基本的な流れ>


1:作業員は原則、1人で訪問する。制服を着用
し、身分証を提示する


2:「ガス設備定期保安点検」が行われるのは4年に1度。点検の案内が7日~14日前に書面で投函される。点検費用は無料

 


東京ガスから投函される案内の特徴>


・点検日の7日~14日前を目安に、必ず訪問予定日と時間帯を記載した紙を配布している


訪問予定日欄が手書きなら偽造の可能性あり!訪問予定日の欄は原則、印字されている


問い合わせ番号欄が携帯電話なら偽造の可能性あり!問い合わせ番号は原則、固定電話
 
現在は関東圏で事件が起きているようですが、いつ関西圏にこのような集団が現れるかもわかりません。


特に高齢者の世帯は注意喚起が必要です。


先日、私もガス設備の点検を受けましたが、やはり事前に連絡があり作業する方の身分証明書も確認できました。


もちろん一人での作業でした。


それから高齢者にありがちなことですが、玄関の鍵をこまめにかけていない御宅が多いようです。


防犯の専門家が言っていましたが、「鍵はかけるものではなく、開けるもの」だそうです。


つまり常に施錠されているのが望ましいというわけです。


コロナ禍で大変ですが、私たちも日常の防犯意識を高めたいものです。