hayatouriの日記

はやとうり の独り言

少年野球から野球そのものを考える  その3

今朝、今年初めて燕を見ました!

 

いよいよ日本に帰ってきたんですね。

 

これからパートナーを見つけ、巣作り子育てと大忙しです。

 

頑張ってほしいですね。

 

さて昨日からの続きです。

 

さて高嶋氏とよく似た考え方の元プロ野球選手とはジャイアンツの投手だった桑田真澄氏です。


現在はジャイアンツのピッチングコーチをしています。

 


彼が中学生の野球チームを指導していた時に練習ではこのようなやり方をしたそうです。


選手たちにまず番号を言わせて偶数と奇数に分けます。


そこから打順と守備位置を全部自分たちで決めさせて、サインも自分たちで考えさせます。


桑田氏はそこに条件をつけます。


同じポジションを続けて守ってはいけない。


上手な子もいれば下手な子もいるが、それは関係なく2イニング続けてベンチにいる事はさせない。


必ず1回出て1回休むか、2回出たら1回休むか、3回出たら1回休むか、必ずみんなが試合に出なければいけないようにしました。


そうすると自分たちで考え始めるといいます。


「お前、足が速いから1番を打てよ」


「左だからファーストだけど、ファースト以外だったらどこを守れるかな」とか。


桑田氏はいいます。


「中学の1年や2年になると、もう自分で考えられるんですね。そうすると子供たちは生き生きとプレーするんです。」


「今までは、監督やコーチが打順もサインも決めて全部やっていたのが、そういうところから徐々に試しています。本当は子供たちだけでもできるんです。」と。


桑田氏は自分の頭で考える選手が伸びる選手だといいます。


例えば監督が盗塁のサインを出したときハイ!と盗塁するのは意味がないといいます。


「ここはエンドランかな、盗塁かな、何が来るのかな。あ、監督は盗塁を選んだな、そうかこのバッターは空振りが多いから盗塁を選んだんだな。」


というように深く考えられると野球は楽しくなってくるといいます。

 

さてここからはなぜ指導者は子供たちを叱責するのかという本題に入りたいと思います。


桑田氏自身が語っていますが、小学生のときにはひどい体罰を指導者から受けました。


顔を平手で何度も殴られたり、尻バットを何回も受け続けて、痛みで自転車に乗れなくなったこともありました。


ミスは必ず連帯責任で全員が一通り二、三発殴られるのは日常茶飯事、全員が殴られない時はキャプテンが代表して殴られました。


このときのキャプテンが桑田氏だったのです。

 

 

つづく