hayatouriの日記

はやとうり の独り言

技能実習生という「労働者」  その1

 

皆さんは「技能実習生」という言葉をよく聞くのではないかと思います。

 

私は仕事柄、いろんな老人ホームや老人保健施設とお付き合いがあります。

 

もうすでに多くの現場で、海外からの実習生が活躍しています。

 

主に女性ですが、彼女たちはしっかりとした日本語の日常会話ができます。

 

しかも日本の介護の基本的な技能と知識を持っておられます。

 

しかも利用者の皆さんに評判が良いのです。

 

親切で優しいし何より明るいというが人気の秘密だそうです。

 

それは素晴らしいことですね。

 

総じて外国から来た実習生?労働者の皆さんは非常に評判が良いのです。

 

(もちろん例外もあるかも分かりませんが・・・)

 

実際私もお会いしたことありますが、皆さん本当に一生懸命働いておられます。

 

例えば私が海外でその国の言葉を話して、その国のお年寄りのお世話をするなんてとてもできないと思います。

 

また私の治療院にお越しいただいている方の中にも、実習生を受け入れている方がいらっしゃいます。

 

有田地方の大きなみかん農家の方です。

 

農業実習生がいなければ、農業を継続できないような状況になっているとおっしゃいます。

 

常に数名の実習生を受け入れています。

 

実習生はマレーシアの若い男性たちで、彼らはイスラム教徒です。

 

礼拝の時間は、作業中であってもきっちりとその時間を確保しなければなりません。

 

また、食べてはいけない食材を食事に混入することができません。 

 

イスラム教はアルコールを飲んではいけません。

 

日本式のお付き合いができないこともたくさんあります。

 

最初は受け入れ側もずいぶん戸惑ったようですが、彼らの文化についても理解が深まり、今ではお互い十分協力しあって行けているようです。

 

文字通り異文化交流ですね。

 

海外からの「技能実習生」は農業・介護現場だけでなく、建設業や製造業・サービス業、にも幅広く受け入れられています。

 

ニュースを聞くと、海外からの実習生がずいぶんひどい労働条件の中で働かされてるような報道があります。  

 

多くの受け入れ先はそうでは無いと信じたいのですが、一部そういうことが行われているのも事実です。

 

非常に残念なことです。

 

 

つづく