お正月につきものなのはお酒です。
皆さん、お正月においしいお酒を召し上がっておられることでしょう。
飲み方を間違えなければ「百薬の長」などとも呼ばれます。
ところが全くお酒が駄目で下戸(げこ)と呼ばれる人がいます。
逆にアルコールに滅法強い酒豪もいます。
大抵の人はアルコールが入ると体が熱くなり、胸がドキドキしたりします。
どんなに酒に強いといっても飲み過ぎれば二日酔いになってしまいます。
私も何度か経験がありますが、あの苦しみは大変なものです。
「もう酒は飲まない!」とあの瞬間は決意するものです。
あの瞬間は!
ところが夕方ぐらいになって、食欲が出始めるとその「決意」はどこへやら。
二日酔いの原因はアルコールが分解されてできるアセトアルデヒド。
このアルデヒドの分解酵素の多い少ないは生まれつき決まっていて、アジア人の半数は無いに等しいと言われています。
ですから、パブなんかで決して外国人と飲み比べなどをしてはいけないのです。
よく間違えられていますが、鍛えて強くなるというものではありません。
一気飲みなどは絶対やってはいけないのです。
普通アルコールを飲むと、一時的ですが血圧が下がり脈拍が一気に増えます。
吸収されたアルコールが分解されてアセト・アルデヒドが血液中に増え、血管を広げ脈を早めるからです。
ところが、長い間飲み続けると高血圧の原因になるパターンが多いようです。
血管の収縮反応が高まり、アルコール飲料に含まれるカロリーによって体重が増えることや塩辛いつまみをとることも関係しているようです。
私も大好きな「塩辛」なんていうのは読んで字のごとくですものね。
酒は程々にということでしょうが、「🎶わかっちゃいるけどやめられない♪」という気持ちもよくわかります。
胃や腸から吸収されたアルコールは肝臓内のアルコール分解酵素によってアセト・アルデヒドへと酸化分解されます。
次いでアセト・アルデヒド分解酵素によって酢酸に分解され、さらに水と炭酸ガスとなりそれぞれ腎臓と肺臓から排出されます。
このように、脳の中枢を酔わせ、自制心のブレーキを外すのはアルコール自体の麻酔効果によるものです。
心臓が踊っているような感じや真赤な顔、それに頭痛、悪心、嘔吐などの悪酔い症状を起こすのは分解途中のアルデヒドが原因なのです。
私も若い頃は、ハメを外して飲み過ぎて二日酔いになったものです。
後で考えてみると大勢でワイワイと飲んでいる機会に多いようです。
そこから二次会、三次会と巡っていくうちに完全に酔っ払ってしまっているのです。
ひどいときには店のトイレで戻して来て、そしてまた飲んで・・・みたいなこともありました。
つづく