坂本龍一さんがお亡くなりになりました。
ミュージシャンや俳優として大変活躍されていましたが、非常に残念なことです。
心よりお悔やみ申し上げます。
度重なるガンとの戦いはさぞかし辛いこともあったでしょう。
坂本龍一さんの業績などは、様々なところで取り上げられていますので、ここでは割愛させていただきます。
今回、彼が戦争や平和についての考えを述べた対談がTwitterで公表されました。
私はそれを読んで、すごく感動しましたので、ぜひともこの場をお借りしてご紹介したいと思います。
今まさに、ロシアとウクライナの戦争が泥沼化しようとしています。
ロシアのウクライナへの侵攻が発端となった事は誰の目にも明らかです。
しかし、一旦戦争となれば、どのようにそれを終わらせるのか大変難しい問題が発生します。
そのことについて、坂本龍一さんは語っています。
以下対談の紹介となります。
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大切な人を戦うことでしか守れないのか どうかのひとつの答え
「政治家のみなさんへのメッセージ」をご覧のみなさん、はじめまして。
僕は、坂本龍一さん(以下、教授)のネット中継をお手伝いしてる平野と言います。
昨日、僕がずっと以前から疑問に思っていたことを教授にストレートに聞いてみました。
「もちろん僕は戦争なんか絶対反対です。
でも、いざ攻め込まれたら家族を守れないぞって言われると、平和だけを叫ぶのも理想主義で現実を見ていないような気持ちにもなる。
ねえ教授、どう考えてます?これって答えがあるんですか?」
こんな僕の曖昧な問いに対して、しっかり答えてもらいました。ありがとう、教授。
なので今日はその答えを紹介したいと思います。
みなさんがこれからについて考えるひとつの素材になればなによりです。
ちなみに僕は、ここ最近のわずかな間で突如として<戦争の是非を議論する>という風潮が生まれてしまったことに、とても驚いています。
そもそも戦争なんか<非>でしかないはずなのに、<是>か<非>かを話し合っている。
そしてそれが今回の選挙のひとつの争点になっている。
・・・被災地の救済は? 福島は? え?? 何馬鹿なこと言ってんですか、ちょっと待ってよ!と。
戦争を<是>とする人はこう言います。
「我々も戦争はしたくないけど、向こうがやる気なんだから仕方ない(よって国防軍を創設し、核武装も視野に入れるべきである)」。
憲法9条があったから国が守れないのだ。
これこそが、平和を守るということなのだ!という政治家もいます。
・・・彼らは自分が好戦的ではないと主張しますが、僕には十分に好戦的であるように思えます。
だから僕は彼らに賛同することは絶対にできません。
つづく