昨日の続きです。
NPO法人エンリッチのLINEサービスの内容について紹介したいと思います。
エンリッチの「見守りサービス」に、友達登録するとタイミング(24時間毎から)で安否確認メッセージが送られてきます。
メッセージの中の「オーケー」ボタンをポチっとすると、安否確認は終了します。
実に簡単なシステムになっています。
万が一メッセージが送られてから24時間たっても返信がなければ、再度メッセージが送信されます。
送信後3時間以内に反応がない場合は、電話での安否確認が行われます。
それに反応がないと、再再度メッセージを送信し、1〜2時間しても「オーケー」がタップされなければ、初めて登録済みの緊急連絡先に連絡が行くようになっています。
この緊急連絡先ですが、エンリッチの場合は相手に許可さえとっていれば、親族以外でも大丈夫です。
つまり、友人や知人、あるいは介護サービスの提供者や不動産業者等でも大丈夫なのが特徴です。
余計な情報の提供も求められません。
必要以上に立ち入ってくることもありません。
この種のサービスの場合、相手を近親者に限るケースが少なくありません。
そのせいで登録に躊躇する人もいるはずです。
肉親が少ないケースもありますし、何らかの事情で親類縁者には連絡を取りたくない人もいるはずです。
基本サービスは無料です。
サービスの個人登録は無料、複数人が1つの団体を作って、個別にサービスを利用する場合(「つながりサービス」)は有料ですが、それもわずかな金額です。
残念ながら、このサービスが有効であるという結果が出ています。
規定通りの対応がとられた結果、ご遺体が発見されたというケースがあります。
亡くなられたのは、60歳の独居者でした。
もしサービスを利用していなければ、気づいてもらえない可能性がかなり高い方でした。
2022年6月現在で、エンリッチの登録は6637人で、内訳は、男性38.8%、女性61.2%となっています。
登録者の年齢は下は19歳から上は93歳、またサービス開始後、実際にお亡くなりになった方はこの時点で4名だといいます。
実際にこのサービスに登録した方は、ネット上とは言え「必ず見つけてもらえる」と言う安心感を得ていると語っています。
最後にエンリッチのホームページをご紹介しておきますので、チャンスがあればぜひご覧になってください。
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つづく