ちょうど9月20日、自宅の階段で足を滑らせて右足首の捻挫をやってしまいました。
その夜は多少痛いなと思いながら寝てしまったのですが、次の日になると階段を降りられない位の状態になっていました。
車には何とか乗れたので仕事場に着き、その日は何とか痛みと闘いながら通常業務をこなしました。
しかし、夕方ぐらいから痛みも増してきました。
仕事柄、こういうときにはお灸の効果が絶大であることを知っていたので、お灸を開始しました。
22日、痛みもピークにさしかかろうとしていたので、さすがにその日の外来は皆さんにお願いをしてストップしました。
自宅の玄関の日頃気にならない段差が上がれません。
買い置きの消炎鎮痛剤も屯服的に服用。
右足関節はほぼパンパンに腫れた状態で毎朝お灸を足関節の周りに続けます（1カ所10回で関節周り痛みの強い7カ所）。
「透熱灸」という肌の上に直にすえる灸です。
もちろん水ぶくれにも火傷にもなりますが、効き目は全然違います。
27日から大阪に行く予定が入っていたので、万が一のため今の状況を考えて「杖」を通販で注文しました。
23日は秋分の日。
幸いにも休日です。
この日は散髪の予約をしていたので、20メートルほど離れた散髪屋さんに行きました。
途中、足を引きずりながら、道行く人たちや店主にも心配されるような感じでなんとか予定をこなします。
足首はまだパンパンで、曲げることも伸ばすこともできません。
24日日曜日に「杖」が届きました。
父親や母親のために買った事はありますが、人生で初めて自分のために杖を買いました。
こんな感じの杖です。
なんだか感じの良いケースに入っています。
説明書きが英語です！
横にも注意事項が書いてありますが、これはGoogle 翻訳を使えば簡単に読むことができます。
おしゃれな袋に入っております。
袋を開けてみましょう！
このように3分割されております。
杖は空洞になっており、中には強いゴム紐が入れられており、ほぼ自動的に簡単に1本にすることができました。
こんな感じになります。
使用感も良く、末端がゴム製で家の中でも傷がつきません。
さて、これでもう少し足が動くようになれば大阪行きも、車移動ですから何とかなるでしょう。
と思いつつ、24日日曜日もお灸を続けます。
そして、25日月曜日の朝！
自分でも格段に足の角度が出ることに気が付きました。
前後に動き始めたのです。
今まで1段ずつ上り下りした階段も、何とか両足で上ることができるようになってきました。
しかし左右に揺するとまだまだ痛みます。
25日月曜日、状態はもっと改善しました。
ただしお灸は続けています。
26日火曜日に至っては、9割近く足首の動きは戻ってきましたし、痛みもほぼ感じなくなりました。
そして、27日大阪へ。
この日からお灸は中止しています。
予定していた計画をすべて滞りなく、何の痛みもなく終了することができました。
結局、杖は使わないままになってしまいましたが、今更ながらに「お灸」の効力に驚いてしまいます。
実は私、もう10年ほど前に仕事中に膝をひねって、左膝がパンパンに腫れたことがありましたが、この時もお灸で完治しました。
ただし捻挫や膝痛でこのような治療をする場合、そこには、骨折や腱の断裂などの隠れた損傷がないことが前提になります。
骨折や捻挫の後でどうも状態がすっきりしないという方は「お灸」を試してみるのも良いかも分かりませんね。
