hayatouriの日記

はやとうり の独り言

アメリカの医療保険制度 その4

 

ここ2日ほどちょっとある所へ出かけておりましてブログ更新できませんでした。

 

そのある所につきましては、また機会があればブログでご紹介したいと思います。

 

ちょっと意外なところですよ!

 

さて、アメリカの医療制度に戻ってみたいと思います。

 

アメリカには国民皆保険制度がないと申し上げました。

 

では、どんな保険があるのでしょうか?

 

アメリカの現地の医療保険に加入する場合

HMO( Health Maintenance Organization)

PPO(Preferred Provider Organization)

POS(Point-of-service)

という3つの種類から選択することになります。

 

個人で選択する場合もあれば、勤務先がいずれかの医療保険に加入している場合は団体加入として会社が指定した医療保険に加入することになります。

 

HMOの特徴

 

HMOの場合は、病気や怪我で病院に行かないといけなくなった場合はまず最初に決めたかかりつけ医に行き、その後に専門医(大学病院などの医療専門機関)へ通う形になります。

 

日本では、病気や怪我になった際に患者さんの判断でどこの病院に行くかを決めることができますが、HMOの場合は必ずまずはかかりつけ医を通さないと専門医にかかることはできません。

 

イギリスやオーストラリアなど欧米圏の国ではかかりつけ医制度が主流になります。

 

提携病院以外の病院に通う際は、医療費は自己負担となります。

 

PPOの特徴

 

PPOの場合は通う病院を自由に選択できるものの、自己負担額がHMOより高くなります。

 

 

POSの特徴

 

POSは、HMOに追加するような位置付けとなり、提携している病院以外も選択できますが、自己負担額はHMOよりも高くなる傾向です。

 

上記の特徴を見てわかる通り、アメリカでは医療保険の提携病院以外を受診する場合は自己負担額が上がるという傾向があります。

 

選択の自由度が高い医療保険は自己負担額が高くなる傾向にありますので地域やどのような医療サービスを受けたいかによって選択するシステムが違ってきます。

 

アメリカの医療保険制度における3つの自己負担の仕組みはどうなっているのでしょうか?

 

日本の健康保険制度には1割~3割の医療負担がありますね。

 

例えば、3割負担者が1万円の医療費だった場合、病院側にお支払いする費用は3千円です。

 

それ以上に費用を負担することはありません。

 

このように日本の健康保険制度はシンプルな仕組みになっていますが、一方でアメリカの医療保険制度の自己負担は主に3種類あります。

 

それでは、次回は3種類の自己負担の仕組みを1つずつ検討していこうと思います。

 

つづく