前回のブログで大阪で「古代メキシコ」展に行ったことをご紹介しました。
実はその後、大槻能楽堂で「能」を観劇しました。
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「能面」を身に付けて、ソロリソロリと舞台をすり足で歩く「アレ」です。
このなりゆきを説明を少しさせていただきます。
『春の謡会』という企画が、大阪府や大阪市等の主催で二日間にわたって行われました。
その2日目に二組のミュージシャンが登場し、能舞台で演奏することになりました。
その1組にAwesome City Club が出演することになり、聞きに行こうということになりました。
それまでに、少し時間があるので「古代メキシコ」も行ってみようということだったのです。
率直に言って「能」の持つ荘厳な雰囲気だけでなく、演奏者や演者の迫力に圧倒されてしまいました。
まさに「目から鱗」という感じでした!
司会進行(最近はナビゲーターっていうらしいです💦)はFM 802のアナウンサーで大抜卓人さん。
挨拶の中で、本日の能の演目「小鍛冶」のあらすじと見所についてわかりやすく説明してくれました。
↑少し小さいですが、読んでいただくと「あらすじ」が書いてあります。
ちなみに、写真では金槌を持っていますが、このシーンは「新しい刀」を造っているところです。
この写真は主人公の「霊狐」です。
画面では切れていますが、右側に刀鍛冶である「小鍛冶宗近」がいます。
私もこの時初めて知ったのですが、刀を造るのは1人ではできません。
必ず同じレベルの製造技術を持つ相方が必要なのです。
最低その2人が息を合わせてトンテンカントンテンカンと真っ赤に焼けた鉄を鍛えることを「相槌」と言います。
よく私たちも「相槌を打つ」と表現しますが、実はこの刀鍛冶の作業が、その語源だったのです。
1つ勉強になりました!
当日のスケジュールは、まず最初に能を約50分観劇します。
その後、舞台の転換等の間を利用して人間の大槻文藏さんが、能についての話をしてくださいます。
舞台転換が整ったところで、シンガーソングライターのCaravan、Awesome City Club という順番で演奏を行います。
皆様の中で、本物の能をご覧になった方はいらっしゃいますか?
珍しく能舞台を見学したものですから、このブログで少し皆様にもご紹介したいと思います。
つづく