hayatouriの日記

はやとうり の独り言

安楽死について考える その3

昨日の続きです。 ポストマ医師への積極的な支援運動を始めた多くの開業医たちがいました。 彼らは「私も今までに少なくとも一回はポストマ医師と同様な罪を犯している」という公開状に署名して、法務大臣に提出します。 このような社会状態の中で、自発的安…

安楽死について考える その2

前回の続きです。 オランダが安楽死を承認するに至った背景を探ってみたいと思います。 オランダでは、安楽死容認運動のきっかけとなった1971年の「ポストマ医師安楽死事件」がありました。 30年目の2001年の4月10日、オランダ議会上院において62%の賛成で、…

安楽死について考える その1

先日、私にとってショッキングなニュースが流れていました。 ご存知の方もいらっしゃるでしょう。 2月12日に配信されたニュースです。 「オランダのドリス・ファン・アフト元首相が夫人と自宅で手を握り、安楽死によって生涯を閉じた」とのニュースです。 ニ…

思い違い、勘違い その4

昨日の続きです。 「幽霊の正体見たり枯れ尾花」のお話でしたね。 顔でないものが顔に見えるものの例として、「心霊写真」や「人面魚」も挙げられます。 これらの正体もパレイドリア現象ではないかと言われています。 もやもやとした、特定の形をなさない模…

思い違い、勘違い その3

パイドリアについて調べていましたね。 このコンセント、ちょっとびっくりしたような人の顔に見えませんか? こんなことってたくさんありますよね。 例えば乗用車を正面から見た場合。 以前、私はMAZDAの自動車を正面から見た場合、いつも「車が笑っている」…

思い違い、勘違い その2

人間だれでも思い込みや勘違いがあります。 そのことに少し踏み込んでみたいと思います 「月でウサギが餅をついている」 1度は聞いたことのあるお話だと思います。 「イタリアの地図がブーツに見える」 これもよく聞くお話ですね。 視覚や聴覚に刺激を受けた…

思い違い、勘違い  その1

先日、こんなショッキングなニュースが流れましたよね。 1970年代に起きた連続企業爆破事件に、実行犯として関与していたとして指名手配されていた桐島聡容疑者(70)を名乗る男が、先月29日に神奈川県鎌倉市の病院で死去しましたね。 桐島容疑者は、明治学…

ライドシェアについて考える その6

昨日の続きです。 このブログも、いよいよ最終版に差し掛かりました。 ライドシェアについて推進の「雰囲気」が盛り上がっているようですが、今回のブログではその問題点を取り上げてきました。 都市部では、気候の変動や災害などで、鉄道などが動かなくなっ…

ライドシェアについて考える その5

昨日の続きです。 ライドシェアの問題点を整理してみましょう。 ライドシェアの問題は、分かりやすく言うと「タクシーとの差」です。 タクシーでは当然なことが、現時点の国内ライドシェアの取り決めでは担保されません。 そもそもタクシーは会社が個人に提…

ライドシェアについて考える その4

一見便利そうに見えるライドシェア。 しかし、国民の中からは、様々な不安の声も上がっています。 「事故などの責任はどうなるのか」 「ドライバーも利用する人も犯罪に巻き込まれる可能性はあるのではないか」 「運転手が少ないと聞いているので、本当に必…

ライドシェアについて考える その3

前回の続きです。 少し話はテーマから逸れるのですが、昨日、ボランティアで地元のマラソン大会のトレーナールームに入ってきました。 これは毎回私の所属する鍼灸師会が担当しているケアルームです。 途中、医師が待機する医療チームから「足の痙攣の止まら…

ライドシェアについて考える その2

昨日の続きです。 前回でも述べたように、基本的にタクシードライバーや台数が減っている現状があります。 その上に立って、ライドシェアが話題になってきた経過について少しおさらいしてみたいと思います。 2023年12月20日の第3回デジタル行財政改革会議で…

ライドシェアについて考える その1

最近、皆さんはタクシーに乗られたことはありますか? 昔、大阪で住んでいた時に大阪駅前で客待ちをしているタクシーがずらっと並んでいるのをよく見ました。 自分もタクシー待ちの列に並び、とうとう順番が回ってきたときに行き場所を聞かれて答えました。 …

東福寺のご案内 その3

昨日の続きです。 前回は通天橋のお話でしたね。 1番最初の国宝三門の解説写真がありましたので、それも貼っておきますので、時間があればご覧ください。 通天橋を渡って、1番奥の開山堂に向かいます。 さすがに、この時は12月でしたので、お寺の気温はずい…

東福寺のご案内 その2

昨日の続きです。 じつは伏見稲荷に行く前、朝一番に東福寺に行きました。 東福寺は、臨済宗東福寺派の総本山です。 詳しいお寺の歴史などについては、こちらをご覧ください。 ↑クリック☝️ 何しろ、紅葉の頃には東福寺訪れてもなかなか入れないと言うところ…

東福寺のご案内 その1

今回は肩の力を抜いてあるお寺のご紹介をしたいと思います。 京都の東福寺です。 そばで観光客を案内しているガイドさんの話を小耳にすれば、「紅葉で超有名なお寺ですが、その時期にはほとんど入れない位の人が来ますからね」との事でした。 京都はいろいろ…

健康保険証廃止は必要か? その7

昨日の続きです。 保険証が廃止されたら整骨院や鍼灸院で何が起こるのかを予想しています。 ここでは、一例としてスマホ使って患者さんのマイナンバーカードを読み取ることにします。まず治療院側は自分の持っているスマホ等がマイナカード読み取りができる…

健康保険証廃止は必要か? その6

昨日の続きです。 健康保険証廃止が私たちにどのような影響を与えるでしょうか? 今回は健康保険を使って施術を行う鍼灸院やマッサージ院、接骨院の立場から問題点をご紹介したいと思います。 私が経営する鍼灸院でも健康保険が使えます。 一部の保険者は、…

健康保険証廃止は必要か? その5

前回の続きです。 デジタル庁が公表している報告書は、共通番号制度のモデルとして3つの形態を紹介しています。 河野太郎デジタル相は、かつて自身の動画チャンネルでの配信でシンガポールの行政のデジタル化の状況を紹介しているのです。 河野太郎氏は一つ…

健康保険証廃止は必要か? その4

昨日の続きです。 諸外国の個人番号(マイナンバーカード)と保険証の紐付けについて見てきていましたね。 さて、次に進みたいと思います。 ドイツとフランスを見てきましたね。 皆さんも「な〜んだ!」と思いませんでしたか? 様々な制度ごとに個人番号が付…

健康保険証廃止は必要か? その3

昨日の続きです。 健康保険証とマイナンバーカードの紐付けについて諸外国の例を見てみましょう。 まずは、ドイツを見てみましょう。 行政手続きで使う番号には、税務識別番号、医療被保険者番号など分野別に複数あります。 こうした番号とは別に国民の身分…

健康保険証廃止は必要か? その2

昨日の続きです。 既にの医療団体・介護団体や関係者から健康保険証廃止の問題点が挙げられています。 施設に入っていて、自分でいろいろ判断のできない方はどうなるのか? 乳幼児の場合はどうなるのか? マイナンバーに、他人の情報が混入していったらどう…

健康保険証廃止は必要か? その1

皆さんご存知の通り政府は12月22日の閣議で、今の健康保険証を来年、2024年12月2日に廃止することを正式に決めました。 廃止後も最長1年間は猶予期間として今の保険証が利用できるほか、「マイナ保険証」を持っていない人には代わりとなる「資格確認書」を発…

神宮外苑の再開発について その9

昨日の続きです。 このように神宮外苑の再開発について、様々な裏の「思惑」が、長きにわたって渦巻いていたのです。 ここで置き去りになっているのは、東京都民そのものです。 オリンピックのアドバルーンばかりを見せられて、この再開発の本質の問題につい…

神宮外苑の再開発について  その8

昨日の続きです。 こんな話もあります。 日本オリンピック委員会(JOC)が国内候補地を東京に選びました。 JOC本部がある東京・渋谷区の岸記念体育館を高層化するというJOC側からの条件を東京都が呑んだ結果だとも言われています。 また、明治神宮の総代とし…

神宮外苑の再開発について その7

前回の続きです。 神宮外苑再開発がずいぶんと前から闇の中で計画されていたことがわかってきましたね。 電通の企画提案書が作成される1年前、JEM・PFI共同機構というゼネコンなどが加盟する団体が提案した「東京都防災まちづくり計画事業提案書」がありまし…

神宮外苑の再開発について その6

昨日の続きです。 再開発の歴史を振り返っています。 いろんな企業や団体の思惑が重なってきましたね。 この問題を報じた当時の「週刊金曜日」2005年3月18日号によると、企画書にはこんな文言が! 〈「最近の再開発はビルは高いが志が低い」とお嘆きの諸兄に…

神宮外苑の再開発について その5

前回の続きです。 神宮外苑の再開発について2012年時点で森元総理の関与が、前のブログのように明らかになってきました。 そもそもこの問題の歴史を少し振り返ってみたいと思います。 東京都が2020年の前、2016年五輪の招致に動きました。 当時の石原慎太郎…

神宮外苑の再開発について  その4

前回の続きです。 オリンピックを呼び水にして神宮外苑の「霞ヶ丘団地」という300世帯が住んでいた団地が消滅しました。 それ以外に秩父宮ラグビー場と神宮球場を建て替えることとし、その後ろ側に高さ80メートル程度の高層ビルを建てることを計画し、そこを…

神宮外苑の再開発について その3

昨日の続きです。 そもそも明治神宮外苑はどのような経過で出来上がったのでしょうか? 明治神宮外苑ができたのは1926年と言いますから、今から約100年前です。 スポーツ、文化、施設、緑地や公園などの空間を作り上げるため、実は多くの国民や市民が献木し…